新絃社について
昭和10年4月
新絃社日本音楽会として尼崎に発足。
昭和21年4月
新絃社日本音楽会を生田流新絃社として改組。
初代家元狩谷春樹(かりやはるき)は、古典から現代音楽に至る広範囲な邦楽指導を行い、兵庫 県を中心として積極的に活動する。 大阪・尼崎・西宮・神戸・京都に幹部会を設置し、各地域において、より身近に邦楽を感じてもら えるよう活動する。
本部においては、毎年 全社中を統合し、定期演奏会を開催。令和4年現在、87回目の定期演奏会を本拠地である尼崎 にて開催予定。またこの定期演奏会は三代狩谷春樹襲名披露と、初代の三十三回忌追善公演となる。
平成元年7月
二代狩谷春樹(かりやしゅんじゅ)がこれらを継承。
令和4年7月
三代狩谷春樹(かりやはるき)がこれらを継承。
二代家元は、宗家 狩谷趣譲(かりやしゅじょう)となる。
三代 狩谷春樹(かりや はるき)
生田流箏曲「新絃社」二代家元 狩谷春樹の長女として生まれる。
4歳の頃、旧大阪サンケイホールにて初舞台を踏む。
小学生の頃、宝塚子供アテネに所属。声楽、日本舞踊、バレエを学ぶ。
ジャズダンスを小澤周三、故小澤ちず子の各氏に師事。
大阪音楽大学短期大学部音楽科音楽専攻ピアノコース卒業。
ピアノを金子浩三、本家恒雄、福田紀子、米山信、宮崎剛の各氏に師事。
作曲を武藤好男に師事。
声楽を故西村紀子、西垣俊朗、西垣千賀子、アンドリュー・メイヤー、柏原保典の各氏に師事。2010年、声楽家のイーピン・リー女史のもと、スイス・チューリッヒにて研鑽を積む。
近年、メゾ・ソプラノの波多野睦美氏に薫陶を受け現在に至る。
箏奏者としては、新絃社80周年記念演奏会において本格的に再始動。小さい頃から邦楽の世界で育ちながらも叔母はオペラ歌手という特殊な環境で育ち、短大卒業後から現在に至るまで、歌手と箏奏者の二足の草鞋で奮闘中。
2015年神戸ビエンナーレへの参加をきっかけに、箏・うた、尺八、ピアノ、コントラバスの編成で「こと・うた・おと・こんさーと」を毎年開催。クラシックと邦楽を融合し、より身近に邦楽を感じてもらえるよう活動中。声楽的な発声での箏での弾き歌いが持ち味である。
伝統芸能の継承、普及の糸口として、クラシックと邦楽のコラボレーションなど新たな可能性を模索しつつ後進の指導にも力を注いでいる。
NHKFM【邦楽のひととき】出演
2022年7月、新絃社三代家元狩谷春樹を襲名。
第42回全国箏曲コンクール優秀賞受賞(日本箏曲会連盟主催)
平成30年度ひょうごアーティストサロン賞受賞 令和4年度神戸市文化奨励賞受賞
神戸芸術文化会議、神戸三曲協会(理事)、尼崎芸術文化協会(運営委員) 各会員
二代 狩谷春樹(かりや しゅんじゅ)
邦楽演奏家、作曲家
生田流「新絃社」二代家元
大阪音楽大学作曲学科作曲専攻卒業。
初代中村双葉、菊原初子、唯是震一に師事。
NHK邦楽技能者育成会第17期卒業。
昭和53年6月17日
NHKに出演、初代狩谷春樹作曲「海の画集」を放送。
昭和58年11月4日
NHKに出演、初代狩谷春樹作曲「尺八・三絃と群箏のための三章」を放送。
平成2年3月
第1回東京創作フェア・作曲部門において、「虹をくぐって」により朝日新聞社最優秀賞を受賞。
平成18年1月
「アンサンブル邦´(フォーダッシュ)」立ち上げ。
平成18年6月
兵庫県文化団体「半どんの会」音楽賞「及川記念奨励賞」受賞。
平成18年7月
「尼崎市制90周年功労賞」受賞。
平成19年3月
広東省人民対外友好協会・兵庫県国際交流協会主催による交流演奏会に出演。
光州市星海音楽ホール、仙山市金馬劇場にて演奏。
平成20年11月
兵庫県「ともしびの賞」受賞。
平成29年10月
「尼崎市民芸術賞」受賞。
令和2年11月 「神戸市文化賞」受賞
令和4年7月 三代狩谷春樹に家元を継承し、宗家狩谷趣譲(しゅじょう)となる。
・神戸三曲協会会員
・現代邦楽作曲家連盟会員
・尼崎芸術文化協会会員
・尼崎市文化団体協議会
・邦楽舎(ほうらくしゃ)会員、文化庁委嘱事業伝統文化こども教室《ことこと倶楽部》講師
・兵庫・神戸CSの会会員
・関西邦楽作曲家協会会員
初代 狩谷春樹(かりや はるき)
●邦楽演奏家、作曲家
●生田流「新絃社」初代家元
●尺八、新都山流竹琳軒
昭和10年4月
新絃社日本音楽会を創設。
昭和21年4月
これを生田流新絃社として改組、精力的な演奏活動を開始。
昭和50年より
アジア6カ国、オランダ、パリ、イタリア、スペイン、イギリス、ドイツ、デンマーク、スイス、アメリカ、モナコ等、親善使節団として演奏参加。
昭和57年より
「尼崎市アルカイック、序破急」の実行委員長を務む。
昭和58年
NHKFMにて、「尺八・三絃と群箏のための三章」を放送。
昭和58年より
関西作曲家協会会員として、作品を発表。
平成元年7月15日
家元を二代に託し、継承披露を行なう。
平成2年4月11日
逝去。